四絃琵琶より音色を豊かに、そして音域を広く表現できる様にと、初代 橘旭翁と橘旭宗 一世が共に改良し、特許取得をしたのが、五絃五柱の五絃琵琶です。現在ではこの五絃五柱の琵琶が主流となっています。

＜大きさ＞
幅： １尺３寸（約４０cm）
長さ： ３尺３寸（約１m）

＜素材＞
腹板(表板）は桐、裏板（背板）は
桑（くわ）、紫檀、欅（けやき）などがあります。

＜撥＞
拓植（つげ）や象牙でできています。五絃用の方が、四絃用より幅が広くなっています。

＜絃＞
絃の数は5本
絃を押さえる柱の数も5本

＜持ち方＞
演奏は、琵琶を縦に構えます。

＜弾法/弾奏法＞
６０種に分類されており、全ては牡丹（ボタン）、橘（タチバナ）、椿（ツバキ）など植物の名前で表現されています。